120411
危機回避のための事業国際化に思う

インターネットの発達で、確かに世界は狭くなりました。
なので、どこか遠い国で起きた出来事の影響も
ほぼ瞬時に影響を受けることも多くなったのでは
ないかと感じています。

現在は、ユーロの危機が指摘されていますが
アメリカの金融機関、次いで日本への波及が
深刻な事態を引き起こすと言われています。
業種にもよるでしょうけど、国際的な様々な破綻要因からの
直撃を回避するために、海外へ生産拠点を移したり、
あるいは販売網を国際化する動きが目につきます。

国が違えば、当然のごとく言葉が違い
風俗習慣、価値観も違ってきます。
日本は、世界でも有数の労働集約的な事業構造が成り立つ
希有な国だと思っています。
その緻密さの同程度のレベルを、世界中の国々で求めるのは
想像するだけでも、かなり大変なように思います。
でも確かに、生産手段や販路が
特定の国だけに固定化するのは、危険なんでしょう。

さて、では出版業のように、その国の言葉で
成り立ている業種は、どのように国際化できるのでしょうか。
決して簡単ではないと思いますが、
でも、方法というか公式はあるのではないかと思います。
日本語だけでは成り立ちにくいでしょうから
どうしても、多言語化を視野に入れなくてはいけない。
大変そうですが、かなりやり甲斐のある仕事だとも思います。