120410
結果的に、とても安価な英語塾

今年の1月から、インターネット上の
英語塾に登録し、勉強しています。
講座は、アメリカのキリスト教系の大学が
主催しており、講師は若い大学院の学生です。
時差の関係で、毎週火・木・土曜日の
午後10時半から30分間です。
テキストは、宗教緒関係の説教を使いますので
「ニューヨークタイムズの記事によれば、
若人のモラルに対する認識が低下している」
という文章を元に、人生に対する価値観など
かなり抽象的、内面的なことがらに関する
表現力と理解力が必要になります。

講師の先生はアメリカ人で、専門はスペイン語。
今年から大学院の修士コースで勉強するそうです。
日本語を話しませんが、スペイン語のことを
尋ねると、喜んで教えてくれます。
どうやら、定員は6人らしいのですが
途中、2人ほど日本人の方が参加されたものの
すぐに欠席が続くようになってしまい
3ヶ月間の9割以上は、生徒が私一人で
家庭教師のようになっています。
週3回の個人レッスンで、個人授業なんです。
それで月謝はいくらだと思いますか?
5千円なんですよ。1時間当たり約800円です。
なんか申し訳ないとは思っていますが、
最初の3ヶ月コースが終わって、
生徒が私一人なのに、クラスを継続すると言ってくれて
遠慮なく、図々しく受講しています。

いずれそのうち、他に生徒がいなければ
ピアソラの「チキリン・デ・バチン」
(知恵遅れの孤児の死を切々と歌う歌詞)でスペイン語の
発音指導をしてもらおうかと考えています。
でも、先生はアメリカ東部の出身で、
東部の方の話すスピードは、とてつもなく
速いんです。西海岸のカリフォルニア
などと較べると、唖然とするぐらい速いです。
知らない単語や表現が出てくるとアウトですが
少しずつ、昔の英語感覚が戻ってきて
なんとか耳がついて行けるようになってきました。
自分の英語力が相手にどのように評価されているか、
それは、相手の話すスピードで分かります。
理解できていないと判断されたら、ゆっくり話します。
その意味で、先生は普通に東海岸のスピードで
話しているなと思いますので、
私にとっては、ちょっぴり嬉しくもあります。

今年は語学に目覚めてますので
まるで20代の学生のように、語学を吸収しようと
努力しています。それも複数の外国語にですから
ちょっと、頭がパニック状態で、そのうち
知恵熱でも出るのではないでしょうか。
それでも本望なんです。
若い頃から、大いなる時間の浪費をしたという
悔悟の念に苛まれてきましたので、がむしゃらに
生き直してみたいと思っているんです。
頭と精神は張り切っていますが、並行して
肉体の老化とも戦ってます。
語学力はいつかきっと、役に立つことがあると
漠然とですが、確信しています。
結果的に何もなく、終わってしまってもいいんです。
悔いのない人生の方がいいですから。