120406
隠すことが難しい時代になりました

独裁政権の国では、未だに情報統制だの
検閲だのが日常的に行われているようです。
でも、口コミで拡がる情報は防げませんし
内部告発も、あっという間にネットで拡散します。
ですから、都合の悪いことだからといって
隠し通すことは、実質的に不可能な時代になってきました。

日本の場合はどうでしょうか。
確かに、言論や出版、通信の自由は
法律で保証されてますが、実際には
様々な「コントロール」がなされているようです。
ご存知のように、テレビ、新聞、雑誌で
広告収入がなくても維持継続できる企業は
おそらく皆無だろうと思います。
広告でなくても、大量に新聞を発行している
団体ならば、印刷機械を所有している
新聞社に印刷を発注する、という形での
実質的な利益供与は可能な訳です。
そのような大スポンサーに、支援を依存していると
ある事件について触れないでほしいという依頼があったとき
それが、大スポンサーからのものだと
意向に従うことになってしまうのではないでしょうか。

その意味で、最近は大手マスメディアの報道を
鵜呑みにできないという反応が拡がっています。
しからば、どこから情報を得たらいいのでしょうか。
それが課題ですね。
個々人が自力ですべての情報ネットワークを
構築するのは大変でしょうし、本当に
大丈夫な情報源かどうかの吟味も、
これまた大変な作業ですね。
なんとかしなくては、といつも考えています。