120312
経済のメカニズムが分かりません

大変に恥ずかしいお話しなんですが
私は、国際経済や金融のメカニズムに、全く弱いんです。
円高だと輸出と輸入のどっちが困るんだっけ?
金利が上がると、国債の価格はどうなるんだっけ?
おそらく、経済に関する思考回路が膠着しているのでしょう。

巨額の資金を運用する会社が、破綻したニュース。
年金資金の預託金額が2千億円と報じられましたが
本当にそれだけなんでしょうか。
タックスゲヴンと呼ばれる「租税回避」用の地域、
ケイマン諸島に代表されるのでしょうが、
世界中の企業が利用しており、近々破綻が予測されている
金額は、総額2千兆円だと試算している人がいます。
ある企業や機関投資家は巨額の損失を被りますが、
そのお金がどこに消えたかは、特定できないそうですね。
利回りがいいとかの様々な甘言を弄して資金を出させる側、
そしてそれに乗ってしまう、担当者。

専門家の説明を読んでも、全体像を
よく理解できません。
これからもし、欧米の金融機関が破綻するならば
日本にも波及するだろうし、では一般市民は
たとえわずかの資産でも、どのように保全できるのでしょうか。
現金をタンス預金していても、価値が下がっては困るし
不動産だって価値が下がるかもしれない。
じゃあ、金やプラチナなら大丈夫なのか?
アメリカで資産家のための資産運用を助言している
ハワード・J・ラフという方は、何年も前の話ですが
金で保有することを勧めていたそうです。

でも、本当の意味で価値があるのは
やはり食糧と水などの基本物資なのではないでしょうか。
「破局に備える」という本の著者でもある
ハワード・J・ラフは、その著書でそう言っていました。
常識で考えても、その通りだと思います。
金か不動産か、と悩むのは
家族の一年分の基本物資を確保してから
取り組むべき課題なのではないかと、どう思います。