120113
時間の浪費と有効活用

年齢相応に、振り返ることが多くなってきました。
大体思うことは、あのときもっと勉強していたら、
とか、過ぎ去った日々を後悔しつつ、
もっと違った人生だったのではないかと、
そんな内容なんですね。

そりゃそうでしょう。
誰の人生だって、過去に戻ってやり直したら
違った人生になるだろうことは事実です。
でも、私は後悔しない性格なんです。
別に居直っているわけではないんですが
どう考えても、終わったことをあれこれ
悔やんだとしても元に戻らないのは当たり前です。

自分の人生を振り返って、
青春時代は、とても時間を浪費したと思います。
少なくとも二カ国語以上をちゃんとマスターしていれば
もっと違った人生コースだったと思います。
でも、時間を浪費して、今考えたら
二度と手を出さないようなことも多くしましたが、
人生そのものに対する理解は深まったように思います。
お金や社会的な地位・名声、資格、どれもが
あった方がいいに決まっていますが、
同時に、それらの空しさを洞察しなければ
自分の良心や魂と引き替えに生き続け、
結局人生の最期に残ったものは
やり直しのきかない悔悟そのものだった、
という気がしてなりません。

本当に価値があるものは何か・・・
どんな人にとっても一生の課題ですが、
案外、時間を浪費して思索するときに
大事な要素を見つけられるのではないかと
そのように考えています。
ですから、時には時間を浪費することも
大事なんだと、もう少し楽に生きてみては
いかがでしょうか。
あっ、もうすでにかなり楽に生きてる方は
もう少し、何かに取り組むことをお勧めしますけど。