111124
ネコから送られてきた絵本

「ネコが絵本を送ってきた?そんな馬鹿な」
と、一笑に付されるのは承知なのですが、
被災地で自殺を選択してしまった、あるいは
これから選択するかもしれない人たちのことを
あれこれ考えていました。

これまでに作成した絵本の本文は、
方言版を除いて、全部で6種類あります。
どれも、親が著者になる内容で考えたものです。
でも、自殺を選択しようとする方に対しては
こればかりは「著者・昼寝ネコ」として
本文に相手の方の名前を入れ、昼寝ネコが
語りかける内容しかないなあ、と考えています。

現在は、イラストが2種類ありますが
いずれも「大切なわが子へ」というタイトルで
あくまでも子どもが主役の絵柄なんです。
ですから、従来から存在するカテゴリーの
「大切なあなたへ」というタイトルの絵本を
新たに作るしかないなと思うんです。
作画をお願いする候補はすでに決まっています。
あとは、昼寝ネコが文章を作れば
その時点で、絵本の申し込みを受けることができます。

さて、どんな文章が適切なんでしょうね。
イメージが浮かんだら、すぐにでも書きたいのですが
こればかりは「考えて」書けるものではなく
「感じて」書くしかないでしょうね。
どんなにきれいな言葉を並べても、
お説教を並べても、決して心には届かないでしょう。
閉ざされた心の扉を、少しでも開いていただき
その僅かな隙間から、清冽な生きる息吹を
お送りしたいと思うのですが・・・
簡単ではないでしょうね。
でも、諦めずに、言葉を求めていたいと思います。