111025
人間の多面性を再認識

ある政治ブログがあります。
そこは、一般市民だけではなく
政治家、検察関係、警察関係、企業関係者など
相当に幅広い分野の、数十万人の「ギャラリー」が
毎日、閲覧に来ているそうです。
で、そのブログを「本館」と称し、
登録制の「別館」が開設されています。

その別館には、かなりコアな人たちがコメントを寄せています。
非常にシビアな視点を持ち、詳細な情報が掲示されます。
ほとんどが、政治、社会、経済、ちょっと外れますが
管理人の趣味で、アニメ情報も。

で、昨日、驚きの記事が掲載されました。
なんと、フランツ・リストの詳細なプロフィールが
同時代のフレデリック・ショパンと対比されて
論じられているのです。
連日、時事的な話題で熱気を帯びているのに、
いきなりリストなのでした。

確かに、ヨーロッパでは
音楽を語れない政治家と
政治を語れない音楽家は軽蔑される
と言われているようで、
人間には、幅広い見識が求められています。
日本の政治家に対しては、その意味で
あまり期待はしていなかったし
市井の政治論議好きな人たちの間でも
おそらく、音楽性とか感性という視点は
あまり通用しないのではないかという
「偏見」を持っていましたので、
リストの記事には、正直、驚きました。

私自身はショパンに傾倒していますので
そのことをコメントしたところ、
ショパンとリストの個人としての
生き方の違いについて説明を返していただき
いやあ、嬉しいやら驚いたやら。

でも、幅広くバランスのいい感覚を持つ方が
実在するのを目の当たりにできて、
嬉しい一日でした。