111019
無に帰するものと、帰さないもの

気象に関する知識はないのだけれど
最近は、世界的に異常な気象ではないかと思う。
日本に梅雨はあっても、雨期などないと思っていたが
豪雨と洪水が相次いでいる。
雨期のあるタイでもカンボジアでも
洪水の被害がひどいようだ。

気象に限らず、永年通用していたことが
通用しない、その変化のテンポにも
加速度がついているように思えてならない。

テレビでは、相変わらずクイズ番組や
バラエティ番組が多く、芸能情報に耳目を
集めているように見える。
しかし、最近の暴力団を排除する動きもあり
芸能プロダクション、広告代理店、テレビ局の
内情はなかなか大変なようだ。

政治的にも、対立が先鋭化している争点が
いくつも存在するけれど、個人的には
「個」たる人間の存立基盤の中核である、精神世界が
注目されるべき時代なのではないかと思う。
つまり、現代人はあまりにも「無に帰する」ものに
執着しすぎているように思えるので
「目に見えないもの」を見ようとする努力が
必要だと思えてならない。
「無に帰さないもの」が何かを知っている人は
少ないのではないだろうか。