111012
2010年人口動態調査

被災地で、震災孤児となった子どもさんと
子どもさんを亡くされたご家族のこと
そればかりを考えて、文章を作っていた。
つい先日、2010年に実施された人口動態調査を
岩手、宮城、福島の3県に集中して見ていた。
3月11日以前の1年間で、この3県での出生数は
5万人を超えることが分かった。
つまり、この非常時に、1歳の子どもを抱えて
必死に子育てをされているご家庭が
単純計算で、5万世帯以上存在することになる。

もちろん、他県に疎開されている方も
いらっしゃるとは思うが、大部分は今でも
不自由で不安な思いをされているのだと
再認識した次第だ。
で、そんなご家族が、手を取り合って
子どもさんを守り育てていただきたいとの思いで
新たな文章を追加した。

今日のニュースでは、世田谷と横浜で
高濃度の放射線が測定されたと報道されていた。
詳細は確認していないが、日本全国に
不安の輪がジワジワ拡がっているのを実感する。
ただ、不安を感じているだけでは
なんの解決にもならないが
しかし、実態を把握することは、とりあえず
大切なことではないだろうか。