111004
いよいよ震災孤児向けの絵本が動きます

グリーティング絵本「大切なわが子へ」の
特別版、すなわち、両親あるいは片親を亡くした
子ども向けのバージョンを提案していたのですが、
今日、提案先の団体の担当者から連絡があり
予算が承認されたそうです。

元々存在した、「天使版」をベースに試作しました。
天使になってしまった赤ちゃんに
両親が語りかけるというのが、オリジナルです。
特別版は、逆に、亡くなった両親が
残された子どもに。メッセージを伝える
という文章で構成されています。

この絵本をプレゼントされて読む子どもたちが
どのような反応を示すかが、実は心配なんです。
でも、書いた私自身が、何度読み返しても
言葉に詰まるぐらいですから、
自分の名前が書かれた絵本の文章を
両親からのメッセージだと感じたら
涙の数粒は流してくれるのではないかと
実は、そのように想像しています。

天使版が発生する確率は非常に低いので
おそらく、どこの出版社も効率が悪い商品だと考え
視野から外していると思います。
でも、クロスロードは私企業であり
役所でもないのに、そんな採算のとれない商品を
平気で作ってしまう、アホな出版社なんですね。
お金も大事だけど、悲しみ苦しむ人が
元気になってくれれば、それがとても嬉しいんです。
お金では買えないことですからね。

もう少しで、盛岡と仙台に行くことになります。
当然、ネコの島・・・田代島にも行ってきますね。