110922
あまりいい予兆、予感が無い時代ですね

台風の被害はありませんでしたか?
被害に遭われた方がいらっしゃいましたら、
心よりお見舞い申し上げます。

ここ数日の動きを見ていますと、
どうも金融面で先が見通せず、不安が募ります。
お隣の韓国では、18の貯蓄銀行が営業停止になったと
報道されており、取り付け騒ぎが起こったようです。
世界経済はヒタヒタと、破綻に向かっているのでしょうか。

思い出すのは、約30年前に読んだ本です。
「破局に備える」というタイトルです。
著者は、資産家向けの運用セミナーを主催している
ハワード・J・ラフで、(堺屋太一訳)講談社から
出版されました。
著者は、貨幣経済や金融システムなど
さまざまな要素の破局・破綻に言及し、もちろん
個人的には失業や事故・病気などで
収入が途絶えるという破綻要因もあるわけですが、
そんなときに、最も有効な資産は
食糧の貯蔵だと述べています。

山奥やジャングルで、いくらアメックスの
ゴールドカードを持っていても
無価値なのは容易に理解できます。
有事の際に、敵国から海上封鎖されて
食糧が輸入できず、スーパーやコンビニの
棚から食料品が消えてしまったときに、
いくらプラチナや金のインゴットを持っていても
生きることはできないのも容易に理解できます。

当時から、カーギルなどのいわゆる穀物メジャーが
穀物を戦略物資と捉え、世界的な穀物支配を
展開していましたし、その後はなんと
種子に特許権を設定して、種子の段階から
コントロールしようとしています。
最近は、いわゆる遺伝子組み換え食品が推奨されており
一般市民の日常生活は、根底に不安要因を抱えています。

私には、今のところ農産物の生産手段が皆無です。
とても残念なのですが、なんのお役にも立てません。
ただ、小さいお子さんがいらっしゃれば
とくに安全な食糧と水は必需品ですので
日頃から、買い物の際に保存の利く食品を
少し余分に買い求め
ストックしておかれることをお勧めします。
とりあえずは、72時間、自力で生き延びられるように。
もちろん水も大切ですが、放射性物質の
水道水への混入については、別途手段が必要ですね。
フランスのVOLVICは、生産地の村全体が
水源の周辺地表をシートで覆い、
有害物質が地下水脈に浸透しないよう、
防護していると、何かで読んだことがあります。
硬水とか軟水とかに拘る方は別ですが
フランスには何種類ものミネラルウォーターがあり
個人的にはVOLVICに信頼を置いています。

東日本大震災直後、コカ・コーラ社が
韓国のミネラルウォーターを日本に緊急輸入して
セブンイレブンで販売するという情報がありました。
口蹄疫で殺処分された大量の牛が、地中に埋められ
大量の汚染体液が漏れだしていると聞いていましたので
注意情報を発信したのを記憶しています。

大災害の時でも、ライフラインの復旧は
72時間以内にできると言われます。

72時間を達成したら、1週間、1ヶ月と
状況の許す限り、増やしていかれたらいいと思います。
用心が必要な時代ですね。
なんでもそうですが、独占して甘い汁を吸える時代は
そろそろ終わりになると思うのです。
しっかり情報を収集されて、ご家族をお守りください。