110912
食品の産地偽装の懸念

日本的な精神土壌からは、
生まれにくいことだと思います。

汚染された米を売れば、お金になる。
でも、この米を食べた子どもや妊婦に
どんな影響がでるだろうか。
もちろん、年寄りはどうでもいいという
乱暴な意見には賛成しませんが、
いずれにせよ、他者の苦しみの原因を作っても
お金になればいい、という考えは
日本人の「良心」が許さないと思っています。

確かに、資金繰りに窮して
目の前の米(や商品)を見ていると
葛藤が生じる心境は良く理解できます。
苦しいでしょうけど、その苦難に耐えて
良心をお金で売り渡さないところに
活路が拓けると、そう思いたいのです。
単に精神論に聞こえるかもしれませんが
いずれの事業の根底にも
「理念・哲学」、西洋風に言えば
コンセプトやポリシーが不可欠だと思います。

中途半端な知識ではありますが
日本古来の武士道には「死」を厭わずに
正義を貫くという思想があるようです。
外国人のビジネスマンは
お金のことを考えて中国になびいていますが
日本の文化や伝統を尊重し、畏敬の念で見ている、
という話しを聞いたことがあります。

現在は、未曾有の国難にさらされていると思います。
が、悪しき政治家は粛正され、
日本国民の大多数が、何かに覚醒して
新たな一歩を踏み出すことを信じています。
それを張り合いに、毎日を過ごしています。

でも、他県産表示の「空の」米袋が
市販されているようですから
一応は、疑って確認されることをお勧めします。