110907
闇の中をひたすら走り続ける

日本では、誰もが自由に情報を発信できる。
いわゆる思想・信条の自由が憲法で保障されている。
法律に反する内容でない限りは、
罰せられることがない。

あるテーマについて、100人が100人とも
ぴったり一致する考えなどあろうはずがない。
その意味で、議論は大いにするべきだと思う。

しかし、危惧すべきは、情報の発信が
単にその人の信念に基づくものではなく
一般人を「洗脳」する目的で、情報操作の一環として
流されるケースが多いということだ。
逆に、知られて都合の悪いことは
表面化しないよう、手を尽くして封じ込めてしまう。
あるいは、別のスキャンダラスな情報を流布し
目をそらせるよう誘導しているかもしれない。

ア・ストロフィー・キャット・クラブの原点は
純粋に、絵本をお届けしたご家庭が、
日常生活を送られる上での安心・安全を考え
必要と思われる情報と提言をお届けしたい。
まさにそこにある。

しかし、正直にいってしまうと、
今現在は、信頼に足る情報源の精査をしている
初歩的な段階であり、100%の自信で断定し、
情報発信できる状況には到達していない、
という弱点を有しているのが実態だ。

もうひとの致命的な弱点は、マンパワーだ。
無制限の予算があれば、人をたくさん雇い、
いろいろな企業や団体に在籍してもらって
より正確な内部情報を得ることができる。
しかし、それはもう、国家の情報部門が
防諜活動として行うレベルの話しであって
われわれのような、零細でしかも実質的には
ボランティアのような組織では、
まったく不可能なシステムだ。
良心的で、主旨に賛同してくれる善意の方々の
人的ネットワークを構築し、助力を得るしかない。
当面はそれしか選択肢がないのが実情だ。
自らの非力さに、改めてため息をついている。

しかし、とりあえずは、どこにどのような
問題点や懸念材料があり、どのような
論点が対立構造を支えているか、については
報告できるようになりつつあると考えている。
原始的だが、それしかないだろうと思う。