110803
大企業のアキレス腱

ネット上で、某洗剤大手メーカー商品の
不買運動が拡大しているのを、ご存知だろうか。

ことの発端は、某テレビ局が
あまりにも某国に肩入れした報道、
番組制作をしていることへの反感が高じ
番組CMのスポンサー企業であり、
テレビ局の大株主でもある
某洗剤大手メーカー商品の不買運動
という形で爆発したものといわれている。

普通に考えると、一個人消費者が
大企業やテレビ局にモノ申しても
まあ蟻が象に立ち向かう例えのとおり
無視されてお終い、誰でもそう考えるだろう。
ところが、ネット上で点火された種火が
あっという間に拡大しているように見える。

実際に、多くの消費者に拡がるのか
一部の人たちが騒いでいるだけなのか
そのあたりは様子を見ないと分からない。
しかし、実際に不買運動が拡大して
店頭で自社製品が売れなくなると
大企業だとしても、やがては死活問題になるだろう。
また、広告依存度の高いテレビ局にしても
広告主企業が消費者の意向を気にして
スポンサーを降りる動きが顕著になれば
同様に死活問題である。

対応方法の是非はともかく、
弱者の消費者も、ある旗の下に結集し
一致団結すれば、大企業にとっても
致命傷になりかねないアキレス腱になり得るのだと
気がつかされる出来事である。

以下は、ネットからの拾い物である。

・蟻の一穴(ありのいっけつ) 
ちょっとしたことが原因で大変なことになること。
堅固に作った堤防も。蟻が開けた小さな穴が
原因となって崩れ去ることもある。
ほんの僅(わず)かな油断や不注意が元で、
大惨事を招くことがある。