110729
耳の痛い指摘

とくに東日本大震災以降、
日本国民の多くは、この国の行く末に対して
不安を強めているように見える。

国の命運を託している政治家諸氏、
政策決定に関与し、情報と助言を提供する立場の
官僚緒諸氏。その大部分が
いわゆる一流大学を優秀な成績で卒業した
エリートで占められていることは、言うまでもない。

日本のエリートと、英米のエリートの
決定的違いは何かが指摘されている。
日本では「暗記力」が優れていると
成績優秀で偏差値も高く、一流大学でも
成績優秀で通用する。
で、法務省、経済産業省、外務省などの
エリートコースを歩んでいる。
ところが、そんなエリートがアメリカや
英国の一流大学に留学しても
成績不振で退学になるケースが目立っており
欧米大学での博士号取得数も
順位を落としているそうだ。

なぜか?
答えは至って単純だと指摘している。
政治や行政の現実では、法律や過去の事例に関する
知識よりも、不測の事態が発生した時の
対応能力、創造性、独創性が求められるというのだ。
まさに、未曾有の規模の大震災が起き、
原発のメルトダウンという最悪の事態が発生した。

一般国民の目には、お世辞にも総理大臣が
現状を適切に把握し、
的確・迅速に対応しているようには見えない。
この右往左往ぶりは、欧米で嘲笑されているという。
日本は今、非常に不幸な状態に直面しているのだと思う。

しかし、日本人はある意味で優秀な民族であり
特性高く、協調心を伴って行動できる国民だと思う。
この機会に、社会に澱んでいる膿を徹底的に絞り出し
本来の日本国らしさを取り戻して欲しいと思う。

日本人の顔をしながら
実際には出自やメンタリティがあまりにも
非日本的な人たちによって
日本が誤った方向に誘導されていると感じている人は多い。
なんらかの反動で、振り子が大きく逆に振れるだろう。