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110618
原発事故のあおりで中止になった公演

[公演中止]
2011年3月19日[土]に、東京オペラシティコンサートホールで予定しておりましたピアソラ生誕90年記念「ブエノスアイレスのマリア」公演(主催:東京オペラシティ文化財団)は、今回の地震における影響により、出演者のカティエ・ヴィケイラ(歌)ならびに、パブロ・シンヘル(語り)が急遽帰国したため、公演を中止することと致しました。
 
作曲はアストール・ピアソラ、脚本がオラシオ・フェレール。
標題の音楽が、その「タンゴ・オペラ」の中の1曲だ。
中止になったこと自体は最近知ったのだが残念なことだ。

大地震、大津波、原発のメルトダウン、おまけに原発事故。
さらには政権に対する不信、不安の募る毎日を過ごしている。
なんと不遇な時代だろうか。
こんなときこそ、市井の人々の意識が覚醒されて
国の行く方向が正されてほしいと思う。

人間が生きるために必要な基本条件が満たされるのは
つまり、衣食住に不自由がなくなることは
緊急課題であることに異存のある人はいないだろう。
目に見える物資の補給は、インフラが整って
運搬手段があれば可能だし、実際に多くの方が
支援に協力をしている。

今回の震災で親を亡くした子どもに対する
心のケアには、どの程度手が付けられているのだろうか。
右にあるものをトラックに載せて左に運ぶ
という具合に、簡単にできるものではない。
遅ればせながら、対応プログラムを考え
ある団体に対して提案している。
だが、こればかりは、判断のために
感性と想像力を要するので、果たしてどうなるだろうか。