080504
昼寝ネコの妄想・リスク管理術入門

さて、今日は「リスク管理術」などと
大げさななタイトルにしてしまったが、
相当以前から、リスクに関する興味を持っている。
持論だが、リスクを回避する技術には
大別して少なくとも二種類はあるように思う。
一つは「アウトドア・サバイバル技術」が必要なもの。
もう一つは「アーバン・サバイバル技術」といい、
日常生活に潜むリスクに対する回避技術だ。
「アウトドア・サバイバル技術」は、極地や砂漠、
あるいは山中、ジャングルなど、圧倒的に
自然環境で発生するアクシデントや、環境の悪化、
地震、洪水、津波なども対象に考えられる。

それに対し、「アーバン・サバイバル技術」とは
考えてみたら案外広範囲にわたり、
人間という動物がいかに危険な生き物かを
再認識させられる。
つまり、国内や国際政治、経済、金融、
テロリズム、諸外国の諜報活動の一環である
情報操作やマスコミの懐柔・・・。
最近では「毒入りギョウザ」で発覚した
食の「質」のリスク、もちろん食料自給率が低いという意味での
「量」のリスク、さらに水や大気の質の問題。
ある時期、本にまとめてみようと一念発起したのだが
あまりにも対象が膨大であることを再認識し、
リスク問題の追及を封印し、保留してしまった。
その大きな理由の一つは、
ただ単に調査が煩雑で膨大な量だというだけでなく
表面的現象を見ているだけでは
決して見えてこない、複雑な国際政治問題が絡み、
ということは当然軍事的な状況や
とくに近隣諸国の日本に対する諜報活動も
白日の下にさらさなければ実態が見えず、
さらに巨大な宗教団体の「見えざる意図」にも
触れなければならない・・・
結局、私個人の守備範囲をはるかに超えるという
実感があったので、その理由で中断している。

でもここ数年は、個人的なブログが劇的に増え、
中には、自分を危険にさらしながらも、
非常に有益な情報を提供している人たちが多い。
もちろん、書かれている内容を鵜呑みにすることは危険で、
外国からの諜報活動、情報操作の一環で
情報発信している人たちもいるようだから
ネット上から得られる情報は諸刃の剣だ。
「選定し、識別する」力を養うことが
現代人には求められているのだと思う。
私は、日本人は利口な民族だと思っている。
いくら政治的な圧力や、謀略的な方法で
マスコミを操作し、国益に反する情報を流し続けても
決して日本の一般大衆を欺き続けることはできないと思っている。
日本人は確かにおとなしい。
映画のタイトルではないが「沈黙する羊」なのかもしれない。
しかし、「悪の実態」が表面化したときの
結束力と戦う意思は、相当に強いものだと思っている。

・・・そんなわけで、昼寝ネコの雑記帳では
分相応に「心のリスク回避術」を念頭に
雑文を書き続けたいと思っているが、
本当は書きたい現実的なテーマがたくさんある。
我慢しているだけである。
自制しているのか臆病なのか、自分でも判定できない。